FaceStation 2と組み合わせて使用して、皮膚温度がしきい値より高いユーザーを検出できるSupremaサーマルカメラです。 顔認証と肌温度測定を組み合わせることで、現場の安心・安全の向上が期待できます。 Supremaソリューションは、FaceStation 2の顔認識アルゴリズムを使用して顔の上部領域を特定することで、温度測定の精度と一貫性を向上させました。 製品のモデル名はTCM10-FS2です。 製品情報はこちらから。



準備

ここからダウンロード


上記のリンクから以下のファイルをダウンロードできます。

  • TCM10-FS2インストールガイド
  • FaceStation 2 FW v1.4以上 
  • BioStar 2 v2.8.6以上
  • BioStar 2 Device SDK v2.7.1以上



利用可能な操作例


1.ユーザー認証なしでのみ温度を確認する

1)温度がしきい値を下回るとアクセス許可

2)温度がしきい値を超えるとアクセス拒否


2.温度チェック+顔、カード、またはID認証

1)温度がしきい値を下回り、認証成功ユーザーはアクセス許可

2)温度がしきい値を超えるとアクセス拒否

3)温度がしきい値が下回っても認証が失敗すると、アクセス拒否


3.顔、カード、またはID認証+温度チェック

1)認証成功後、温度がしきい値を下回るとアクセス許可

2)認証が失敗するとアクセス拒否

3)認証成功後、温度がしきい値を超えるとアクセス拒否


有用な情報

[BioStar 2] TCM10-FS2とBioStar2を使用する方法


Supremaサーマルカメラの使用方法-温度検出機能付きFaceStation 2


セットアップガイド


Step 1. 自己校正のため、事前に90分以上サーマルカメラをオンにしてください。

最初に使用する前、90分以上電源を入れてから、ご利用ください。


Step 2. サーマルカメラを有効にします 

* 上記のアイコンはFaceStation 2のメニューアイコンです。

1) メニューアイコンを押して、adminユーザーで認証します。

2) 端末 > Thermal Cameraに移動します。 

3) Thermal Cameraを有効にします


Step 3. Threshold Temperature しきい値温度を設定します


デフォルトは37.5℃です。 検出された温度が37.5℃または37.5℃未満であれば、OKです。 しきい値は調整できます。最低温度は34.0℃


Step 4. Check Temperature Mode 温度チェックモードで1つ選択してください

1) [認証後温度チェック:Authenticate Before Temperature Check]:最初に認証を行い、次に温度をチェックする場合は、このオプションを設定してください。

    1-1) ユーザー認証後の温度がしきい値を超えている場合、デバイスはしきい値超過温度を表示します。 デバイスログメニューでは、ステータスが[Exceeded Threshold Temp]として記録されます。

1-2) ユーザー認証後の温度がしきい値を下回っている場合、デバイスはアクセス許可を表示します。


2) [温度チェック後認証:Authenticate After Temperature Check]:認証する前温度をチェックしたい場合は、このオプションを設定してください。

    2-1) ユーザー認証前の温度がしきい値を超えている場合、デバイスはしきい値超過温度を表示します。 デバイスログメニューでは、ステータスが[Exceeded Threshold Temp]として記録されます。

2-2) ユーザー認証前の温度がしきい値を下回っている場合、デバイスはアクセス許可を表示します。


3) [温度チェックのみ:Check Temperature Only]: 認証せずにドアへのアクセスを許可する場合は、このオプションを設定してください。

3-1) 温度がしきい値を超えると、デバイスにポップアップメッセージ「Exceeded Threshold Temp」が表示されます。 デバイスログメニューでは、ステータスが「Check Temp. Fail」として記録されます。 一時ユーザーIDは常に42949267295であり、無効なユーザーIDとして処理されます。

3-2) 温度がしきい値を下回っている場合、デバイスは「Success」というポップアップメッセージを表示します。 デバイスログメニューでは、ステータスは「Check Temp. Success」として記録されます。 一時ユーザーIDは常に42949267295であり、無効なユーザーIDとして処理されます。


Step 5. 環境に応じて、サーマルカメラメニューの下に他のユーザーを設定します

1) Celsius/Fahrenheit 摂氏/華氏

2) Save Temperature Data 温度データを保存

3) Authentication Fail Sound 認証失敗音

4) デバイスに熱赤外線画像を表示する場合は、[Show Thermal Infrared Image]> [有効]を選択します。

USBメモリのファイルをインポートしてThermal_auth_fail.wavファイルをインポートすることで、認証失敗音が変更できます。
適用する方法
1) サウンドファイルを作成し、ファイル名をThermal_auth_failに設定します。ファイル形式が.wavであることを確認してください。
2) ファイルをUSBメモリにコピーし、FaceStation 2のUSBメモリポートに差し込みます。
3) 以下のメニューに移動し、ファイルを選択します
メニュー>端末> USBメモリ>インポート>サウンド



5) カメラの設定(設定ガイドはTCM10-FS2インストールガイドをご確認ください。


設定を変更しない場合は、デフォルト設定でご利用ください

5-1) Distance 距離 (cm): 最高のパフォーマンスを得るには、デフォルト値(70 cm)を維持してください。

5-2) Emission Rate 放出率:最高のパフォーマンスを得るには、デフォルト値(0.98)を維持してください。

5-3) ROI : デバイスの視野にライトがある場合、物の検出に影響がある可能性があります。ROI(Region of Interest)のサイズと位置を調整して、温度測定領域を設定します。

5-4) Body Temperatrue Compensation 体温補正:デフォルトはオンです。正しい温度測定のため有効にしてください。なオプションを保持して、温度を正しく検出します。 


Step 6. 端末テスト



FAQs


1. TCM10-FS2(サーマルカメラ)をFS2、Biostar 2とどう連携しますか?

TCM10-FS2は、Suprema顔認識テクノロジーとともに皮膚温度を測定します。 Suprema顔認識システム(FS2)はユーザーの額を検出し、TCM10-FS2は160X120ピクセルの領域をイメージ化します。 この熱画像のデータを分析し正確な皮膚温度を測定します。

FS2ファームウェアをv1.3.2にアップデートすると、「メニュー>端末>サーマルカメラ」からしきい値を設定し、バイパスオプションを使えます。サーマルカメラメニューでサーマルカメラ有効/無効の設定が可能です。後のBiostar 2バージョンではBioStar2上でサーマルカメラが制御可能になれ、ユーザーはイベントログを設定して温度ログを保存できます。


2. FS2はWiegand出力をサードパーティのACUに送信しますか?

以前と同様に、FaceStation 2はユーザー認証結果に従ってWiegand出力を送信します。しかし、Wiegandを介して温度データは送信しません。カスタマイズが必要な場合は営業担当者までご連絡ください。


3. 温度データをソフトウェアに取得できますか?

温度データの保存はオプションです。有効にする場合はユーザーのテンプレートデータが記録され、デバイスのメモリに保存されます。 データはログに含まれます。 そのため、BioStar 2 SWは温度を含むログデータをBioStar 2 DBに保存します。 BioStar 2 APIまたはBioStar 2 DBリファレンスを使用すると、温度データを取得して確認できます。


4. TCM10-FS2はマスクの着用を検出できますか?

Suprema営業部にご連絡お願いします。