前提・目的


BioStar2では、1台のマスターデバイス(LAN接続)に対し、RS-485のデイジーチェーン接続により、最大で 31台 のスレーブデバイスを接続することができます。


本書では、各制限について記載します。


また、本書では、下記のデバイスについて説明します。

  



スレーブデバイスの接続数(CS-40以外)


CS-40以外がマスターデバイスの場合、スレーブデバイスは以下のルールで接続可能です。


・物理的な接続として、最大スレーブデバイス数は、31まで。

  このカウントには、拡張ユニットも含まれます。

 (マスター+スレーブ の構成で最大 32台


・BioStar2のソフトウェア側の制限では、

  - カード認証デバイス :最大31

  - 指紋認証デバイス :最大7

  - 顔認証デバイス :最大1

  - 拡張ユニット :制限なし

  を接続可能。


例)

 ・マスター:1 + カード認証機:31 → 可能(合計32,カード31)

 ・マスター:1 + カード認証機:16 + 拡張ユニット:16 → 不可能(合計33

 ・マスター:1 + 顔:1 + カード:5 + 指紋:2 + 拡張ユニット:8

                               → 可能(合計17,顔1,カード5,指紋2)

 ・マスター:1 + 顔:1 + カード:10 + 指紋:8 + 拡張ユニット:2 → 不可能(合計22,指紋8

 ・マスター:1 + 顔:1 + 拡張ユニット:2 → 可能(合計4,顔1)




スレーブデバイスの接続数(CS-40)


CS-40の場合は、RS-485が 5チャンネルあるため、より多くのスレーブデバイスを接続可能です。

各チャンネル毎の最大数は、CS-40以外の場合と同じで、以下の条件となります。


・物理的な接続として、最大スレーブデバイス数は、31台まで。

  このカウントには、拡張ユニットも含まれます。

  (マスター+スレーブ の構成で最大 32台)


・BioStar2のソフトウェア側の制限では、

  - カード認証デバイス :最大31

  - 指紋認証デバイス :最大7

  - 顔認証デバイス :最大1

  - 拡張ユニット :制限なし

  を接続可能。


CS-40の場合は、この条件に追加し、最大で64台(5チャンネルの合計)までという制限があります。