大切なパートナーの皆様へ
BioStar 2 バージョン 2.9.11 が、Suprema ダウンロードセンター (https://download.supremainc.com/download-center/pages/login.asp) でご利用いただけます。
BioStar 2の最新バージョンをご確認の上、引き続きご利用ください。
新機能と改善点
1. 端末のセキュリティ強化と不正アクセス・設定変更の防止を目的としたマスター管理者機能を追加しました。
・詳細については、設定マスター管理者ページをご覧ください。
・マスター管理者向けサポート対象製品
・マスター管理者機能は、管理者権限全体を強化し、不正アクセスや設定変更を防止することで、端末のセキュリティ
を向上させるために設計されています。この機能では、新しいデバイスにマスター管理者を登録する必要があり、
登録されたマスター管理者のみが管理者メニューにアクセスし、デバイス設定を変更できます。
・マスター管理者機能は、LCD画面によるユーザーインターフェースをサポートするSuprema製品でのみ利用可能
です。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
BioStation 3 ファームウェア v1.4.0以降 | BioStation 2a ファームウェア v1.2.0以降 | BioLite N2 ファームウェア v1.7.0以降 | X-Station 2 ファームウェア v1.4.0以降 |
【お知らせ:上記モデルにおいて、ファームウェアをアップグレードにより更新した場合は、BioStar 2 端末設定に
マスター管理者メニューは表示されません。
(マスター管理者 機能は出荷時に上記のファームウェアが適用されている場合に限ります。)
既存の端末を、ファームウェアアップグレードされた場合は、代わりに 2段階認証オプションを有効化することで
管理者セキュリティを強化できます。】
・マスター管理者として登録可能な認証情報は以下の通りです:
資格タイプ | 登録数 | 詳細 |
カード | 4枚 まで | CSN および Wiegandカードのみ |
同一種別内での重複登録不可 | ||
顔 | 2顔 まで | 同じアルゴリズムを搭載した端末でのみ利用可能です |
指紋 | 2指 まで | - |
PIN | 1 | 最低8桁 |
【注意:既存端末において、ファームウェアをアップグレードにより更新した場合は、BioStar 2 端末設定に
マスター管理者メニューは表示されません。
(マスター管理者 機能は出荷時に上記のファームウェアが適用されている場合に限ります。)
既存の端末を、ファームウェアアップグレードされた場合は、代わりに 2段階認証オプションを有効化することで
管理者セキュリティを強化できます。
2段階認証の設定については、[2段階認証]を参照してください。2段階認証は一括編集が可能です。一括編集機能を
使用すると、複数の端末に対して同時に2段階認証を有効化または無効化できます。】
よくあるご質問
Q. マスター管理者を登録しない場合、どうなりますか?
登録済みのマスター管理者がいない新規端末は、認証を実行したり設定を変更したりできません。
ただし、新規端末をBioStarに接続してマスター管理者を登録することは可能です。
Q. 既存端末のファームウェアからアップグレードした端末で、マスター管理者設定はサポートされていますか?
いいえ。既存端末のファームウェアからアップグレードした端末では、マスター管理者設定はサポートされて
いません。ただし、2段階認証オプションを通じて全管理者の権限を強化することで、端末のセキュリティを
向上させることができます。2段階認証オプションの詳細については、以下のドキュメントを参照してください。
Q.スレーブ端末でマスター管理者を登録できますか?
はい。スレーブ端末でマスター管理者を登録できます。
2. MIFARE Plus EV1カードとのセキュリティレベル互換性のため、SL1、SL3、およびSL1/SL3混合モードを
サポートします。
・SL1: MIFARE Classic(別名:Crypto-1)との互換モード。
・SL3: AES(別名:AES-128)に基づく高度なセキュリティモード。
・
[BioStar 2>設定>スマートカードレイアウト>MIFARE>セキュリティレベル ]
・[注記] SL3オプションを使用するには、ファームウェア リビジョンノートをご確認ください。
・XPass D2: v1.8.1 以降
・XPass 2: v1.4.3 以降
・その他の端末では、2025年4Q にこの機能が搭載される予定です。
・[注記] デバイス マネージャーでも同様のオプションがサポートされています。
3. OpenJDKのバージョンを更新しました。
4. 設定 → 警報メニューに、CoreStation 20 および Door Interface 24 端末関連のイベントを追加しました。
Device | Aux input detected(Fire) |
Door | Fire alarm detected |
不具合修正
1. ユーザーアカウントに、カスタムフィールド設定が構成されている場合、カードを印刷できない問題の修正。
(影響するバージョン: 2.9.10)
2. 特定のカスタムスマートカードレイアウトを適用後、端末詳細ページにアクセスするとエラーが発生する問題の修正。
(影響するバージョン: 2.9.6)
3. 通常サイト環境で発行されたモバイルカードを持つユーザーは、CSVへのエクスポート、ユーザーの削除、
再インポート後にユーザー詳細ページにアクセスできなくなる問題の修正。
(影響を受けるバージョン: 2.9.10)
4. テンプレート オン モバイル(ToM)機能はサポートしているが、ToMの登録をサポートしていない端末の場合、
端末の詳細ページの利用カードの部分に ToM の利用設定が表示されない問題の修正。
(影響を受けるバージョン: 2.9.10)