BioStarX のライセンスについて、選定の際の見方について説明します。
まずは、基本ライセンスを選定します。

最大ドア数については、BioStarX をインストールした時点では、 一番左の デバイスマネージャー ライセンスとなります。
この状態では、BioStarXにログインできますが、 ドア数が0のため、ドアが作成できず、認証しても電気錠の
直接制御ができません。(他社システムとの RS-485連携等で、他社側でドアの管理をする場合、うまく利用できます。)
Suprema認証機で、電気錠を直接制御する場合は、ドアの作成が必要なため、端末の接続方法によるドア数に合わせ、検討します。
(例えば、In/Out 両側LAN接続のドアが、20ある場合は、ソフトウェア的には、40ドアの計算になるため、
エッセンシャルだと8不足します。 このため、アドバンスが必要 となります。
※但し、後で、別の対応案も出てきますので、ここでは、一旦、アドバンス と考えます。)
次に、最大ユーザー数で確認します。
アドバンスなら、50,000ユーザーまで利用できます。
足りる場合は、そのままで良いですが、もし、利用者が 50,000ユーザーを越えるなら、エンタープライズや、エリートの検討が必要となる場合があります。
※但し、こちらも、後で、別の対応案も出てきますので、ここでは、一旦、足りたものと考えます。
次に、最大管理者数 です。
この数字は、何人のユーザー権限で、BioStarXにログインするか? です。
(例えば、操作するPCが、3台あったとしても、すべてのPCで、 admin でログインするのであれば、最大管理者数は、1となります。 同時操作:ログインの数ではなく、管理者ユーザーを何人登録するか? です。
但し、ログインアカウントを使いまわすと、実際は誰が操作したのか? が分からなくなってしまいます。
理想的には、全ログイン者のアカウントを分けて、誰が、いつ、どんな操作をしたか?をわかるようにされることを推奨します。)
そして、最大接続IPデバイス数 を検討します。
こちらは、ドアを作る/作らないは別として、Supremaデバイスが何台接続できるか? となります。
ベースライセンスには影響されず、どのライセンスでも 1,000デバイスです。
次に、マップ機能は、建物の図面などを基本に置き、その図面上にドアを配置し、ビジュアル的に見える機能です。
画面イメージでは、以下のような雰囲気になります。
見ているだけで、動作状態の監視と、各ドアの操作が可能です。
このような機能が、アドバンス以上のライセンスであれば利用できます。

次に、ビデオ機能 についてです。
これは、アドバンス以上であれば、追加で ビデオライセンス購入(アドオン)により、利用できます。
(Nxウィットネス と言う VMS:ビデオ管理ソフト と連携し、認証動作発生時やイベント発生時の動画を記録しておき、簡単にログとして参照したり、録画データの確認ができるようになります。)
基本ライセンスが、 デバイスマネージャー,スターター,エッセンシャル の場合は、ビデオ機能を追加することはできません。
次に、高度アクセス制御についてです。
これは、アドバンスであれば、追加で 高度アクセス制御ライセンス購入(アドオン)により、利用できます。
また、エンタープライズ,エリートであれば、基本ライセンスのまま利用できます。
高度アクセス制御とは、以下の機能を指します。(主に、BioStar2の場合のゾーン機能です。)
・ゾーン アンチパスバック(APB):ローカルゾーン/グローバルゾーン
・火災報知連動
・警備連動 (警備状態信号を入力することで、認証停止となる機能を含む)
・スケジュール施錠
・スケジュール解錠
・インターロックゾーン( CoreStation : CS-40でサポート)
・点呼招集ゾーン
・混雑制限ゾーン
・エレベーター連動機能( エレベーター用拡張ボード:OM-120 でサポート)
・ロールコール :在室管理(但し、機能追加オプションのロールコールのライセンスが別途必要)
次に、ライセンスアップグレードについてです。
ライセンスアップグレードは、以下の3種類の可能性があります。

ドアを 32ドア足すためのライセンス と ユーザーを 5,000ユーザー追加するライセンス、管理者を 10名追加するライセンスの3種類があります。
つまり、基本ライセンスで、
・あと、ドアが少しだけ足りない。 や、 ユーザー数が少し足りない。
となった場合、基本ライセンスを上位のものにするよりは、ライセンスアップグレードで必要な部分だけ補うことが可能です。
ライセンス価格と不足数により、基本ライセンスを1段上げるか、ライセンスアップグレードで補うか? が変わってきます。
なお、基本ライセンスが、デバイスマネージャーの場合は、ドアのアップグレードはできません。(ユーザー数や、管理者数は、追加できます。)
また、基本ライセンスが、スターターの場合は、ライセンスアップグレードできません。
エッセンシャル以上の場合は、3種類すべてのライセンスアップグレードが可能です。
また、このライセンスアップグレードは、同じ種類の物を複数適用することが可能です。
もし、ユーザー数が 11,000ユーザー不足していたら、 ユーザーのアップグレードライセンスを 3個 ご購入いただき、適用することで、15,000名のユーザーを増やすことが可能です。
ここまでで、基本ライセンス+ライセンスアップグレードによる基本ライセンスの肉付け が完了します。
次に、機能追加ライセンスについて説明します。
この機能追加ライセンスは、
・基本ライセンスが、アドバンス以上の場合に利用できるもの
・基本ライセンスによらず、利用できるもの
の2種類があります。
独立した機能ごとに追加していくライセンスです。
それぞれ、順番に説明します。
[基本ライセンスが、アドバンス以上の場合に利用できるもの ]

マルチコミュニケーションサーバーInit および、マルチコミュニケーションサーバー アドオン
本ライセンスを利用すると、BioStarXの配下に、端末管理用の別のサーバーを連結できるようになります。
基本ライセンスでは、最大接続IPデバイス数が、どのライセンスでも、1,000 台でした。
これを増やす場合、まず、初めに、マルチコミュニケーションサーバーInit を適用します。
これにより、マルチコミュニケーションサーバー機能が利用できるようになり、且つ、サーバー1台分が利用できるようになります。
つまり、メインの BioStarXサーバーで、 1,000台まで。更に、マルチコミュニケーションサーバーの1台目で、もう1,000台の計2,000台のIP接続端末を管理できます。
もし、全部で、2,600台の端末を管理したいような場合は、更に、マルチコミュニケーションサーバー アドオンを適用します。これにより、PC 3台で、3,000台までのIP接続端末を管理できます。
なお、このマルチコミュニケーションサーバー機能をご利用の場合は、条件として、年間保守契約が必要です。
GISマップ は、マップ機能用のライセンスです。
→ アドバンス以上だと標準では?? 何のために?
ビデオ は、VMS機能を利用する場合に、Nxウィットネスの VMS機能と連携可能になります。
サーバーマッチング は、ユーザーID,カード,指紋,IRフェイスの認証資格で利用可能です。
(ビジュアルフェイスでは利用できませんので、ご注意ください。)
サーバーマッチング機能を利用すると、端末にユーザーデーターを持たせずに、認証行為をすると、BioStarXサーバーに問い合わせ、OK/NGの判断を行います。
つまり、端末にユーザーデータを入れる必要がなく、端末毎の最大ユーザー数を越えて利用ができます。
但し、認証動作の際に、BioStarXサーバーと通信が取れない場合は、認証エラーとなるので、注意が必要です。
訪問者 は、BioStarXの訪問者機能が利用可能になります。
訪問したユーザー向けの PCやタブレットPCを用意し、訪問したユーザーが自分でユーザー情報を登録することで、許可した範囲の端末(つまりドア)にアクセスさせることができます。
BioStarXそのものを訪問者に入力させるのではなく、訪問者側で最低限の情報だけを入力できるようにし、最低限のドアだけ解錠権限を持たせる形になります。
ディレクトリ連携 は、Microsogt ActiveDirectory や、Microsoft EntraID と連携し、ActiveDirectory や EntraID のユーザーを
BioStarXに登録して利用することが可能です。
BioStarX側からの更新はなく、BioStarXが、ActiveDirectoryや、EntraIDから、ユーザーデータを引っ張ってくる形になります。
在籍管理(ロールコール)は、確認時点で、誰が 建物や部屋などの決められた範囲(In用/Out用の端末を指定して区別)にいるか?を確認できる機能です。大規模災害時の対応確認などでも重宝します。
但し、ロールコールを確認するためには、モバイルアプリからの確認が必要となります。
このため、ロールコールを利用する場合は、下記の モバイルアプリ ライセンスもご購入が必要です。
[基本ライセンスによらず、利用できるもの ]

モバイルアプリ は、スマートフォンアプリで、 BioStarX アプリがあります。この BioStarXアプリから、BioStarXにアクセスし、ある程度の簡易的な操作が可能です。
但し、スマートフォンから、BioStarXにアクセスするには、リモートアクセスライセンスを適用し、BioStarXに外部からアクセスできるようにするか、あるいは、BioStarXサーバーと同じネットワーク内のWiFiネットワークに 操作するスマートフォンを接続するなどし、直接通信できる形にする必要があります。

イベントログAPI は、このライセンスを適用することで、外部から、BioStarXのイベントログ(データベース)に、ログを混ぜて記録できるようにするライセンスです。通常のBioStarXには、Suprema端末からのログしか記録されませんが、本機能を利用することで、Suprema端末と、更に外部システムからのログを一緒に記録していき、統合したログで管理できるようにします。
リモートアクセス は、トンネリングサービスを用いて、BioStarXのPCがインターネットに接続できていれば、直接ネットワークが接続できない範囲からでも、インターネットに接続できている同志であれば、通信できるようにします。
これにより、会社に置いているBioStarXに自宅のPCからアクセスしたり、IPアドレスが固定できないPCに、特定のURLでアクセスしたりすることが可能です。 また、本機能を利用することで、ビジュアルフェイスの顔登録リンクメールを送信することが可能になります。
※顔登録リンクメールとは、BioStarXから、ユーザーに ビジュアルフェイス登録用のリンクをメールで送信します。
メールを受け取ったユーザーが、PCやスマートフォンで、そのメールのリンクにアクセスし、写真撮影 または、
顔写真のアップロードの操作を行っていただくことで、BioStarXにそのユーザーの顔が登録され、そのまま、顔認証が
できるようになる機能です。
BioStarX プラグイン は、外部連携用のプラグインを登録できる機能です。
カスタマイズしたプラグインを登録することで他社システムとの連携をし易くしたりなど、他社連携を強化することができます。
勤怠管理 は、スタンダード と エンタープライズ の 2種類のライセンスがあります。
この違いは、サポート人数です。 スタンダードは、 500ユーザーまでの勤怠をサポートします。
501名以上、BioStarXに登録したユーザー数のすべてを対応される場合は、エンタープライズライセンスをご利用ください。
これにより、BioStar認証機を利用した勤怠管理が可能です。
その他、 端末ライセンス は、BioStarXそのもののライセンスではなく、端末1台ごとに機能追加できるライセンスです。
・カメラQR
・ワイヤレスロック
の2種類があります。
しかし、ワイヤレスロックは、海外製の電気錠のライセンスであり、日本国内では、電波法の関係上、取り扱いはありません。
このため、端末ライセンスは、カメラQR ライセンスのみとなります。
カメラQRライセンスとは、端末のQR読み取り機能を有効にするために利用します。
BioStation3 ,X-Station2(QRリーダー付きモデル(QAPB,QDPB)を除く),BioStation3 MAX, XPass Q2 に、カメラQRライセンスを適用すると、QRコードを読み取る機能が有効になります。
カメラQRライセンスをご購入の場合は、デバイスと同時なら、その旨を、既にご購入いただいたデバイスに追加で購入される場合は、注文時にデバイスのシリアル番号をお申し付けください。